新天地に移ってあっという間に1ヶ月が経過しようとしています。これまでいた業界と世界が少し違うので、本読んで得られるものは得ようってことで新天地に移ったのを機にいろいろ本を買って読んでるわけですが、ここにこのひと月で買った本を列記してみます。
■ロジカル・シンキング
①ロジカルプレゼンテーション/高田貴久(Amazonリンク)
②マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術/ジーン・ゼラズニー(Amazon)
③仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法/内田和成(Amazon)
■数字の読み方
④統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?/門倉貴史(Amazon)
⑤新会社法対応 決算書の読み方が面白いほどわかる本/落合孝裕(Amazon)
■業界本?
⑥外資系コンサルの真実―マッキンゼーとボスコン/北村慶(Amazon)
こんな感じです。このリストを見るとオレが今、どんな仕事してるのか大体バレますね(笑)。
この中で面白かったのは④。特に事あるごとにあちこちのシンクタンクが発表する「○○による経済効果」の算出方法とその無意味さとか、かなりグッと来た(笑)。例えば...某シンクタンクが愛子様生誕による経済効果を約14兆円と見積もったんだとか。その根拠を聞くと、「今の全国民の総資産を合わせると1400兆円。その大半を孫がいるシニア世代が持っていることを考えると、孫と同世代の赤ちゃん誕生のめでたさで、その1%くらいは市場に出ていくんじゃないかと」...( ゚д゚)ポカーン。いいなあ、そんなことを世に発表してお金もらってる人もいるんだ(-_-#)
まあこれは極端な例だとしても(でも実話です)、よくある「○○優勝による経済効果」とか「愛知万博の経済効果」とか、そのへんを素人にもわかりやすく鋭く切ってるので一読の価値ありです。(新書だから安いし^^)
⑤は...オレ一応簿記持ってるんだけど忘れてしまったので再入門のために^^;。まだ読み途中だけど、新会社法でだいぶ変わったんですね。そんなことも知らなかった自分が恥。
⑥は面白かったし「へぇー」って思った部分も多いけど、何より著者がコンサルタント経験者じゃないので、そのつもりで読んだ方がいいかも。タイトルに「ボスコン」って入ってるけど、ボストン・コンサルティングの中の人は自分たちのことを「ボスコン」って言わないからね^^;。③の著者の内田さんはボストン・コンサルティングの前日本代表だけど、彼の本のタイトルにも入ってる通り「BCG」って言うはず。
この本、売れてるみたいだけど、サブタイトルを「マッキンゼーとBCG」に変えるだけで手に取る人、少し増えるんじゃないかな(笑)。
①~③はひたすらロジカル・シンキングの本。こういう類の本は入社前にも図書館で何冊か借りて読んだし、さすがにお腹いっぱいです^^;。こういうロジカル・シンキングって結局本読むだけじゃ全然だめで、具体的なケースに数多くぶつかってかないと身に付かないんだよね。この1ヶ月、実はそのへんの訓練をかなりやらされてて...けっこう消耗してます(←現在進行形)。
ちょっと前まで全然本読まなかったオレが、前職と現職の間に図書館に通うくせをつけたおかげで、そこまで活字嫌いじゃなくなりました^^。これからも面白そうな本見つけたら買って読んで、気が向いたらここでレビューします。
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