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ゴメンナサイ、嘘つきました(もう白状(笑)。良心の呵責が...^^;)。元ネタはこれです→「エア新書」。このサイトを使えば誰でも簡単に本を“出版”することができます。

にしても嘘が下手すぎですね、オレ。著者名「冨折都 顎吾(ふおるつ あごご)」って強引にも程があるというか何と言うか...。だいたい「顎(アゴ)」ってなんだよ(笑)。ほんとに本を出すことになったらもっとちゃんとした名前で出します。

でもこの嘘ネタを考えてていっこオレの中で面白かったことがあって、「サブタイトル何にしよう?」って考える機会を得られたこと。今回、適当に付けた「お客さんの『ありがとう』と共に」はベストなサブタイトルではないにせよ、でもこれはオレがすごく大切にしていることだし、決して大きくずれてはいないんだろうなあって。「ありがとうが聞きたくて」にしようかとも思ったけど、それってどこかで聞いたことあるしなあとか、実はいろいろ考えたんですよ。

なんにせよ、脅かしてすみませんでしたm(_ _)m。ひと月遅れのエイプリルフールだと思って、許してやってください。
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夏石鈴子 『いらっしゃいませ』(Amazonリンク

久しぶりに小説を読みました。R25の書評で「新社会人にはもちろん、新社会人の頃の気持ちを忘れかけている若手社会人にもお勧め」みたいなことが書いてあったので気になって。別に最近「オレ、新社会人だった頃は何考えてたんだろうなあ」なんて思ってたわけじゃないけど、なんとなく“あの頃の気持ち”を思い出してみたくなったっていいじゃないですか(笑)。

舞台は出版社の受付。短大を出て出版社に就職し、受付に配属された新社会人「鈴木みのり」を中心に展開されるドラマが、みのりの心の動きも含めてよく描かれています。
入社した日に人事部の人に連れられて社内を案内される様子とか、「初給料で何買う?」トークとか、電話が鳴ってても取ろうとしない先輩社員とか、取引先でキツイこと言われてトイレで泣いたりとか、で、その子を慰めたりとか...社会人なら誰しも自分を重ねることのできる“懐かしいあの頃”満載です。あ、オレはトイレで泣いたことはありませんよ^^;電話が鳴ってても自分では取らず、必ず新人に取り次がせる先輩はいたけど(笑)。

中でもオレの心に響いたのが、この記事のタイトルにもした「自分の成分が薄まっていく」のところ。

広報部からもらってきたりんごをみのりが包丁で剥いていた時の話。みのりがくるくると皮を剥いて、「ああ皮が切れないでずいぶん長くなったな」と思っていると、上司の女性が笑いながら「あら、おりんごはまず4つに切ってそれから皮を剥くものよ」と言ってきた。みのりは「えっ、そうなのかな。うちではずっと先に皮を剥いて、それから4つに切るのに」と思いつつも、「あっ、そうでしたよね。すみません」と笑って返し、2個目からは上司に言われたようにした、というくだり。

みのりは(以下「」内、本書より引用)
「こんな時、自分の成分が薄まっていく、と感じる。別にそんな成分、薄くなっても構わないのだ。でも、なんだか淋しくもなる。木島さん(上司の女性)を優しいいい人だと思う。でも、そんな風に思ってしまったことも本当なのだ。」
(注)上のくだりのとこだけだと、木島さん(上司の女性)が嫌なお局みたいな印象を与えてしまいそうだけど、全然そんな人じゃないんです。みのりも言っているように「優しいいい人」です。

この「自分の成分が薄まっていく」の、オレも時々感じるんです。「それ、どっちだっていいんじゃない?そこは好みの問題でしょ」なんて思いつつも、なんとなく上司に言われた通りにやってみる、みたいな。そんな時は「自分の成分が薄まっていく」というか、ちょっとした敗北感もあったり。
で、思うのは「ここは今回こういう風にやったけど、オレはオレのスタイルをちゃんと覚えとこう」ってことと「オレに部下ができたら、こういうとこは部下の好みで好きにやらせてあげよう」ってこと。後者はさておき、前者は「覚えとこう」っつったってそう覚えてられないわけで...結果、オレの成分は薄まっているんだろうなあって思う。
かといって、いちいちそういうとこで上司と戦ってエネルギー使うのも不器用だよなあ...^^;

ってこの話、オレの中でも答えは出てないんです。でもこういうことを認識しておくだけで十分かもしれないとも思ってて。「薄まっちゃだめだぞ、オレ」っていうね。

新社会人みのりにいいことを思い出させてもらいました^^。上に書いた通り、他にもいろいろ新社会人ならではの話が載ってるので、あの頃の自分に会いたい人はどうぞ(笑)。

ちなみに、この小説がなんでここまでリアリティのある新社会人生活を描けているかは、あとがきで明かされます。小説本編もさることながら、このあとがきもおいしい^^。

41coynZYEZL._AA240_.jpg永井隆著『一身上の都合』(ソフトバンククリエイティブ)

先週、同期と飲みに行こうとしていて、その待ち合わせの場所を本屋にしました。ちょっと早めに着いたオレが同期を待つ間に立ち読みしていた本がこれ。「一身上の都合」で退職した8人の、その「一身上の都合」の中身にスポットライトを当てた本です。もちろん実話。

8人なのでもちろんストーリーは8つあるんですが、そのうちの2つめをオレは最後まで読むことができませんでした。涙を目に溜めて同期と飲みに行くわけにいかなかったので。(3つめ以降は読んでいません)

物語や小説とは違って、実話は実話であるがゆえに、時に相当なリアリティを持って心に迫ってきます。

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この本の帯に書いてあった一行。

「カカオ農園で働く子供たちは、チョコレートを知らない。」

。。。心が痛い。

大学1年の冬学期、社会学の授業の先生が言ってました。

「世界は声にならない痛みで満たされている」

その氷山の一角の一角。。。

新天地に移ってあっという間に1ヶ月が経過しようとしています。これまでいた業界と世界が少し違うので、本読んで得られるものは得ようってことで新天地に移ったのを機にいろいろ本を買って読んでるわけですが、ここにこのひと月で買った本を列記してみます。

■ロジカル・シンキング
①ロジカルプレゼンテーション/高田貴久(Amazonリンク
②マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術/ジーン・ゼラズニー(Amazon
③仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法/内田和成(Amazon

■数字の読み方
④統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?/門倉貴史(Amazon
⑤新会社法対応 決算書の読み方が面白いほどわかる本/落合孝裕(Amazon

■業界本?
⑥外資系コンサルの真実―マッキンゼーとボスコン/北村慶(Amazon

こんな感じです。このリストを見るとオレが今、どんな仕事してるのか大体バレますね(笑)。

この中で面白かったのは④。特に事あるごとにあちこちのシンクタンクが発表する「○○による経済効果」の算出方法とその無意味さとか、かなりグッと来た(笑)。例えば...某シンクタンクが愛子様生誕による経済効果を約14兆円と見積もったんだとか。その根拠を聞くと、「今の全国民の総資産を合わせると1400兆円。その大半を孫がいるシニア世代が持っていることを考えると、孫と同世代の赤ちゃん誕生のめでたさで、その1%くらいは市場に出ていくんじゃないかと」...( ゚д゚)ポカーン。いいなあ、そんなことを世に発表してお金もらってる人もいるんだ(-_-#)
まあこれは極端な例だとしても(でも実話です)、よくある「○○優勝による経済効果」とか「愛知万博の経済効果」とか、そのへんを素人にもわかりやすく鋭く切ってるので一読の価値ありです。(新書だから安いし^^)

⑤は...オレ一応簿記持ってるんだけど忘れてしまったので再入門のために^^;。まだ読み途中だけど、新会社法でだいぶ変わったんですね。そんなことも知らなかった自分が恥。

⑥は面白かったし「へぇー」って思った部分も多いけど、何より著者がコンサルタント経験者じゃないので、そのつもりで読んだ方がいいかも。タイトルに「ボスコン」って入ってるけど、ボストン・コンサルティングの中の人は自分たちのことを「ボスコン」って言わないからね^^;。③の著者の内田さんはボストン・コンサルティングの前日本代表だけど、彼の本のタイトルにも入ってる通り「BCG」って言うはず。
この本、売れてるみたいだけど、サブタイトルを「マッキンゼーとBCG」に変えるだけで手に取る人、少し増えるんじゃないかな(笑)。

①~③はひたすらロジカル・シンキングの本。こういう類の本は入社前にも図書館で何冊か借りて読んだし、さすがにお腹いっぱいです^^;。こういうロジカル・シンキングって結局本読むだけじゃ全然だめで、具体的なケースに数多くぶつかってかないと身に付かないんだよね。この1ヶ月、実はそのへんの訓練をかなりやらされてて...けっこう消耗してます(←現在進行形)。

ちょっと前まで全然本読まなかったオレが、前職と現職の間に図書館に通うくせをつけたおかげで、そこまで活字嫌いじゃなくなりました^^。これからも面白そうな本見つけたら買って読んで、気が向いたらここでレビューします。

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SAIPAN / Nov. 5, 2007
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あっという間に社会人6年目に突入。いつまでも“若手”じゃいられないことに気付き、そろそろ自分のedgeを立たせていこうと奮闘中!

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